少女を対象とした異常犯罪の度にオタク趣味が吊し上げられるのは認知の歪みが原因

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アニメ、マンガ、ゲーム好きは異常者?

残念なことに、日本で少女が被害を受ける犯罪というのはなくならず、先日も埼玉で誘拐された少女が2年ぶりに保護されるという事件がありました。
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この類の事件が起こるたびに、テレビや新聞などのいわゆるマスコミ、マスメディアの各機関が「容疑者は少女が出てくるアニメ、漫画、ゲームが好きである」という報道を行い、それに対して、「アニメなどの趣味を犯罪に単純に関連付けるな」というネットを中心に反論が出るというパターンがあって、今回も見事にその流れになっています。

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もう、四半世紀くらいずーっと同じ議論になっているのだけれども、全然進展しないのにうんざりしているので、何が原因なのかをちゃんと図で表して説明してスッキリさせたいと思います。

世代による認知の歪みが原因

そもそも、このような報道によるこじつけとネットを中心とした反論が出るのは、社会に対する認知が大きく2つの観点で異なっている事が原因だと考えてます。

その1 今時、アニメが好きっていじるほどの事か?

そのうちの1つ目を表したのが下の図です。
正確な数字ではないと思いますが、報道機関が訴えかけている比較的年齢が高めの層、50代、60代、70代くらいの人たちの感覚だとアニメなどのまぁいわゆるオタクと言われる趣味がある人とない人の割合って1対9くらいに捉えてるんじゃないかなと。要するに、オタク的趣味などというのは極めてまれな存在であって、圧倒的なマイノリティーであると。
それに対して、ネットで反論している比較的若めの層、20代、30代くらいの人の感覚だと、こちらも概算ですが、オタク的なアニメを見る人とそうでない人の割合って、4対6とかくらいなんじゃないかなと。5対5くらいでもいいかなと思ってます。つまり、ごくごく普通にいるピックアップするほどの特徴でもない嗜好だと。髪の毛染めてるとか、ラーメンが好きとか、ピアス開けてるとかその程度のいじるほどでもない事柄だというわけです。

オタク図1

その2 オタク=ヤバい奴って古くない?

そして、もう一つの歪みが下の図。
オタクの中の内訳をどのように捉えているか?に、世代によって結構隔たりがあるんじゃないかなって思ってます。オタクのほとんどはぎりぎり堪えてるだけの犯罪予備軍的に捉えているからこそ、あのような報道の仕方になるわけです。それに対して、若い人たちの中では、犯罪者も一定数いる、予備軍もいる、ただしそれこそかなりのレアキャラであって、ほとんどのオタクは世の中に危害を加えるようなことはないという認識でしょう。オタクはもはや普通の事なので、犯罪者:予備軍:健全な人間の比率も普通、当たり前の事です。

オタク図2

まず、認識を合わせよう

この無駄な議論を終わらせるには、まず認識を合わせないとだめです。カラオケチャートにも音楽のダウンロードのランキングにもアニソンが当たり前のように入る時代です。コミケに10万人以上が参加する時代です。そこの認識があってないんです。

犯罪者の9割はパンを食っているというよく知られたジョークがありますが、もうほとんどそれと変わらないんですよ。

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