平成27年春の紅綬褒章受章者を全員詳細記事にて紹介します

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リアルなヒーロー、紅綬褒章をご存知でしょうか?

4月29日に春の褒章が発令されました。僕は褒章のニュースが出るたびに必ず調べることがあります。それは、紅綬褒章を受章された方々の受章の経緯です。
紅綬褒章とは、「自己の危難を顧みず人命の救助に尽力したる者」に授与されます。まぁ、もう少し平たく言うと「命がけで人の命を救った者」という事で、アクション映画で出てくるようなヒーロー/ヒロインの役をリアルの世界で実行した方々なわけです。他の褒章ももちろんすごいんですけど、それはどちらかというと日々の地道な積み上げで、瞬間的なかっこ良さでいうと断然紅綬なわけですよ。

受章された方々の元に起こった事件、それに対する素晴らしい行動を詳細に知りたい。というわけで、褒章に至った事件の経緯の記事を読んでビジュアルを想像しています。そして、「果たして、自分にはそのような動きができるだろうか?」と考え、もしそのような場面に出くわしたときにしっかりと動けるようにシミュレーションしておくわけです。

因みに、褒章には紅綬、緑綬、黄綬、紫綬、藍綬、紺綬と6種類あって、以下のように内容によってもらう色が異なります。
緑綬;「自ら進んで社会に奉仕する活動に従事し徳行顕著なる者」
黄綬;「業務に精励し衆民の模範たるべき者」
紫綬;「学術芸術上の発明改良創作に関し事績著明なる者」
藍綬;「教育衛生慈善防疫の事業、学校病院の建設、道路河渠堤防橋梁の修築、田野の墾闢(こんぺき、開墾)、森林の栽培、水産の繁殖、農商工業の発達に関し公衆の利益を興し成績著明なる者又は公同の事務に勤勉し労効顕著なる者」
紺綬;「公益のため私財を寄附し功績顕著なる者」

そして、H27年春の各受章個人および団体数は以下の通りです。
紅綬褒章 14
緑綬褒章 40
黄綬褒章 177
紫綬褒章 17
藍綬褒章 453
紺綬褒章 0

それでは、ここから紅綬褒章を受章された14の個人及び団体について詳細を紹介していきます。

全受章者の皆さんのご紹介

山形県 佐藤拓さん

2013年12月25日午前8時25分ごろ、東根市長瀞、無職山田進一郎さん(76)方から出火、木造2階建て約265平方メートルが全焼した。出火当時、山田さんが1階寝室で寝ていたが、出火に気付いた近所の住民が救出した。 村山署と東根市消防本部によると、1階居室の燃え方が激しく、この部屋のまきストーブが火元とみて調べている。山田さんは妻と2人暮らし。出火当時、妻は外出中だった。 畑を挟んで北隣に住む自衛官佐藤拓さん(44)と妻孝(こう)さん(39)が子どもを学童保育に連れて行こうと外に出た際、煙と炎に気付き、付近住民に119番通報を要請した。 孝さんが炎上中の室内から山田さんを連れ出し、拓さんが背負って救出した。拓さんは「少しでも遅かったら間に合わなかったかもしれない。ただ『助けなくては』という気持ちだった」と話した。

茨城県 青木久子さん
茨城)線路の上に女性、助けた母子に感謝状

10月1日午後7時40分ごろ、青木さん親子は、常総市新石下にある関東鉄道常総線の踏切を車で通りかかった際、近くの線路に60代の女性が座っているのを発見。久子さんが線路から離れるよう女性を説得し、謙汰さんは電話で石下駅に連絡をした。

約2分後に遮断機が降り始めたため、久子さんが女性を後ろから抱きかかえ、線路脇に避難させた。直後に列車が通過したという。

「自分もひかれるかもしれないという思いはなく、ただ無我夢中で何とかして助けなきゃと思った。目の前の人を助けるという当たり前のことをしただけ」と振り返った。

埼玉県 肥留川健彦さん
高校生救助で朝霞の肥留川さんに感謝状 埼玉県警

7月11日夕、新座市畑中の黒目川で遊んでいた男子高校生3人が溺れているのを発見。乗っていた自転車を置き、雨で増水した川に服を着たまま飛び込み、高校生1人をかかえて岸辺に持ち上げ救助した。

 残る2人の救助中に自身も深みにはまって溺れたが、3人とも岸辺近くに流れたため、岸にいた仲間の高校生たちに引き揚げられた。肥留川さんは肺に水が入ったものの、病院で意識を回復した。

東京都 貨客船かめりあ丸乗組員
東海汽船、人命救助の乗組員が紅綬褒章受章

昨年3月18日3時10分頃発生したコンテナ船と貨物船の衝突事故の際、定期船として東京から大島へ向かっていたかめりあ丸は、事故で投げ出された貨物船の乗組員4人の人命を救助。

東京都 斉藤明彦さん
感謝状:稲城の斉藤さんに人命救助で 警視庁 /東京

昨年12月23日午前8時過ぎ、同市大丸のJR南多摩駅で20代の男性が線路上に落ちた。斉藤さんは、とっさの判断で線路に降り、男性を抱きかかえたまま、反対側の線路に身を投げ出した直後、電車が通過したという。転落時、電車は時速65キロで約100メートル先まで迫っていた。男性は足の骨を折るなどしたが命に別条はなかった。

斉藤さんは「電車がホームに入って来たが『まだ間に合う』と思い、気付いたら線路に降りていた。無我夢中でしたが、無事で良かった」と振り返った。

兵庫県 汽船第五宝祥丸乗組員
姫路・タンカー爆発で救助活動 第五宝祥丸船員を表彰

事故は5月29日に発生。高砂市から岡山県倉敷市に向かっていた「第五宝祥丸」の約200メートル前方でタンカーが爆発。5人はその乗組員3人を助けた。

安積崇さんは「救出は船員の命にも関わった。自分が責任を取るつもりで現場に向かうことを決めた」と振り返った。伝馬船で炎上するタンカーに接近し、乗組員を助けた安積泰さんは「船乗りとして当然のことをしたまで」と話した。

奈良県 荒川智美さん
踏切内で転倒の79歳男性救助の荒川智美さんに紅綬褒章 「引っ込み思案…自然に体動いた」

「あのときは自然に体が動いていました。人間ってそういうものなんだと思います」

昨年12月8日午後6時すぎ。自宅近くの近鉄生駒ケーブルカー踏切内で、男性(79)が尻餅をついて倒れているのを発見した。同伴者は女性1人で「立ち上がらせるのは大変」と、手を差し伸べたが、意識が遠のいた状態だった男性は重く、動かない。

 遮断機の警報音が鳴り響く中、「お願いだから立って」と力を振り絞って立ち上がらせた。後ろを振り向くと、ケーブルカーはもう目前。思わず「きゃー」と叫びしゃがみ込んだ瞬間、ケーブルカーの先端部が背後に「ボン」と当たった。病院に搬送され手当てを受けたが幸い軽傷で済み、男性も無事だった。

高知県 小笠原由夫さん
高知)四万十川で水難救助、小笠原さんに感謝状

小笠原さんは8月26日、仲間6人と、四万十市渡川3丁目の四万十川橋(通称・赤鉄橋)から約20メートル下流の右岸堤防上で草刈りをしていた。そこで、男子中学生(14)が岸から約30メートルのところを流されていくのを発見。濁流が渦巻く川に飛び込み、岸辺の仲間と協力して救助したという。

小笠原さんは「助けてという声を聞いて何も考えずに川に飛び込んだ。助かってよかった」と話した。

高知県 漁船第三達栄丸乗組員

詳細を記載した記事をかなり探してはみたんですが見つけられませんでした。命を懸けて救助した記録の詳細は誰もが読めるようにしておいた方がいいと思いますので、もしご存知の方がいらっしゃればぜひとも教えてください。よろしくお願いします。

福岡県 井原高志さん、熊本県 村上幸洋さん
感謝状:県警、2人に 川で溺れた女児救助 /熊本

女児は7月27日午後1時15分ごろ、多良木町多良木の球磨川でビニールボートから転落した。助けようと川に入った女児の両親で近くに住む酪農業の源嶋(げじま)光義さん(当時37歳)とみどりさん(同45歳)は流されて死亡。女児は河川調査をしていた井原さんと村上さんに助けられて無事だった。

 井原さんと村上さんによると、川面に浮き沈みしながら助けを求める女児を見つけた井原さんが服を脱いで川に入り、約10メートル泳いで女児を抱きかかえた。泳いで戻る力は残っておらず、救命胴衣を着た村上さんの到着を待って2人で川を渡って女児を助けたという。

 村上さんは「内心は怖かったが、女児の悲鳴を聞いて放っておけなかった。女児のことを考えると両親を助けられなかったのが悔しい。女児には元気に育ってほしい」。井原さんは「両親を助けられず残念だったが、女児だけでも助けられたのはうれしく思う」と話した。

長崎県 漁船第一博洋丸乗組員
平成26年度名誉総裁表彰式典(PDF)

 平成25年12月24日午前2時30分頃、長崎県五島市男女群島女島の南南西約20海里の海上において、漁船明勇丸が船尾の居住区から出火し、消火を行うも火勢は衰えず、船首付近に乗組員4名が退避した。
 
付近海域において操業中の漁船第一博洋丸(救助員2名及び協力者3名乗組み)は、明勇丸の集魚灯が消灯し、船橋付近にもやもやした光を視認するなど異変に気付き、直ちに明勇丸に向け急行したが、既に後部から前部甲板上に火が回っており、また、風浪高く荒天下のため、船長は同船への接舷は困難と判断し直ちに機関長に指示して救命浮環を投げ入れ、海に飛び込んだ明勇丸乗組員の救助を開始し、救助員及び協力者3名が互いに協力し、午前2時55分、全員を救助したもので、極めて抜群の功労があった。

宮崎県 漁船第三宝漁丸乗組員
漁船第三宝漁丸へ感謝状贈呈式H26.01.07

日南市漁業協同組合大堂津所属の第三宝漁丸(後藤和昭船長 他9人)は、平成25年10月11日23時58分頃、長崎県福江島の東方約15海里の海上において発生した火災船の乗組員8人全員を無事に救助しました。

後藤船長は「海難の情報が入った時は、とにかく早く助けたいという気持ちだった。全員無事で本当に良かった」と安堵に満ちた表情がとても印象的でした。

沖縄県 小堀端昭広さん
水難救助の小堀端さんに警察庁長官「感謝状」

昨年の10月5日、高波にさらわれ岸に戻れなくなった本島南部の男子高校生の救助活動に協力したとして、2月9日、市喜屋武の漁師・小堀端昭広さんに警察庁長官「感謝状」が伝達されました。

救助当日、畑仕事をしていた小堀端さんの携帯に「船を出せないか」と連絡が入り、喜屋武漁港から警察官2人を船に乗せて出港。台風18号の影響で波浪警報や強風注意報が発令されている中、波間を縫って海岸から約100メートル付近でブイにつかまっていた生徒を救助しました。

小堀端さんは、「船の横から波が繰り返し入って来たので、同乗していた警察官も不安がっていました。子どものころから海で過ごしてきたので、これぐらいの波は大丈夫。とにかく無事に助かって良かった」と笑顔を見せました。

まとめ

いかがだったでしょうか?こうして読んでみると、改めて今回受章された皆様の勇敢かつ迅速な行動には頭が下がります。もちろん、このような事故はもともと起こらないに越したことはないです、確かにそうなんですが、どうしても事故は起こってしまいます。そのような時にいかに迅速な行動ができるかは普段からのイメージトレーニングが重要なのではないかと思うわけです。

褒章が欲しい!みんなにちやほやされたい!という不純な動機でもいいと思うんですよ、実際僕なんかそうですし。とにかく普段から不慮の事態に心だけでも備えることが重要だと思ってます。

あと、最後になんですが、内閣府の褒章発表が都道府県別しかなくて非常に閲覧性が悪いので、褒章別の資料も公表してください。内閣府さんお願いします。

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